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「どん底から一気に天井へ」、米山みどり1年越しのリベンジ
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イメージ写真ユーグリーン中津川GC(岐阜県)で開催された2000年度の「アピタ・サークルK・サンクスレディス」で、当時上昇気流に乗っていた新鋭の米山みどり(24)は、最終18番ホールで不動裕理(米山と同年生まれ)に絵に描いたような逆転を許しました。2日目を終わって不動はイーブンパーの4位タイ、米山は3アンダーのトップタイで迎えた最終日。16番ホールを終えた時点で、辛抱強くパープレーを続けた米山は3アンダーのまま、一方の不動はスコアを3つ伸ばし米山に並びます。続く17番ショートホールでは、一組前の不動が不覚にも3パットのボギーを叩いて一歩後退、それを後ろから見ていた米山は慎重にパーで通過しました。最終18番ミドルホールを迎えた米山の心の中には「パーで上がれば優勝、不動がバーディーでもプレーオフに持ち込める」という計算がありましたが、実際に不動が18番をバーディーで上がると米山の緊張感は極限に達し、第2打は無情にもバンカーへ。結局3オン2パットのボギーとし不動に逆転されて米山は涙をのみました。大会を終始リードしたのは米山でしたが、常に2、3番手につけてワンチャンスを狙っていた不動が栄冠を手にしました。

この勝負の明暗は、その後の2人の運命をも左右することになります。不動はこの年に6回の優勝を飾り初めての賞金女王に輝くと、その後5年連続で賞金女王の座を維持。一方の米山はこの敗北が影響してか、ゴルフツアー後半の「日本女子オープン」「日本女子プロ」「マンシングウェアレディース」でいずれも2位に終わるなど苦しいシーズンとなり、更に翌2001年には「ニチレイカップ」から6週連続の予選落ちを喫するなど、再起が危ぶまれるほどの不振に。しかしそんな米山を救ってくれたのも「アピタ・サークルK・サンクスレディス」でした。1年前に屈辱の涙をのんだ大会で、2位に9打差(11アンダー)と圧倒的なスコアで優勝。インタビューで「どん底から一気に天井へ這い上がった気持ち」と答えていた米山の表情は、今でも多くのゴルフファンの印象に残っています。

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