ホームゴルフライブラリ歴代名勝負歴代名勝負【第4回】
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バンカーからパターを使ったアプローチで初優勝
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イメージ写真 1994年に岐阜県のレイクグリーンGCで開催された「日本プロゴルフ選手権」は、合田洋(当時29歳)が長年ゴルフ界の頂点に君臨していた尾崎将司(当時47歳)を1打差で破り、悲願のタイトルを涙で飾った大会として、今もゴルフファンの脳裏に深く焼き付いています。

予選会を通って本戦の出場権を獲得した合田は、初日5アンダーと素晴らしいスタートを切り、3日目を終わってトータル7アンダーまでスコアを伸ばしていました。迎えた最終日、ジャンボ尾崎と最終組でラウンドした合田は、熾烈な優勝争いを演じます。そして合田の1ストロークリードで迎えた最終18番パー5。ジャンボ尾崎が2オンに成功したのに対して、合田の第2打は無惨にもグリーン手前のバンカーへ・・・。

ギャラリーの多くはジャンボ尾崎とのプレーオフを予感していました。ところがサンドウェッジを手にしてバンカーに入った合田は、思案した末にパターに持ち替えると、バンカーからの第3打をピンそば1メートル50センチに寄せたのです。そして緊張のあまり震える手でパットを放つと、ボールは複雑なラインを描きながらころりとカップに吸い込まれました。目から大粒の涙を流す合田の肩をジャンボ尾崎がそっと抱くと、ギャラリーから一斉に拍手が起こり、感動的なエンディングを迎えました。

その後の合田は不調が続き予選落ちが目立ちましたが、日本プロの勝者として永遠に歴史に名を残すことになりました。

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