ホームゴルフライブラリ勝利の方程式勝利の方程式【第4回】
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高山忠洋「2005年 東建ホームメイトカップ」2005年3月24日〜27日
自分は絶対に優勝する、超プラス思考が導いたVロード
高山忠洋「2005年 東建ホームメイトカップ」
落ち着いたプレーで手に入れた2つの劇的勝利

2005年JAPANゴルフツアー開幕戦の東建ホームメイトカップで初優勝、そして沖縄オープンで2勝目を挙げ、賞金ランキングも8位と大躍進した高山忠洋。シーズン後半には足首の怪我で欠場も余儀なくされたが、結果的に、始め良ければ終わりも良しの1年を終えた。

2003年から2004年は何度も優勝争いに絡みながら、その度に涙を飲んできた。しかし、優勝に縁がないと思ったことは一度もない。1勝目、2勝目ともにプレーオフの末につかんだ薄氷の勝利に見えたが、高山自身は不思議と落ち着いていた。東建ホームメイトカップのプレーオフ3ホール目、ピン位置がグリーン奥に切り直されたとき、優勝の予感がした。
「あそこならバーディを取れる」
この試合、グリーンの下調べを入念に済ませていた高山は、狙い通りのポイントにセカンドショットを落とすと、なんなくスライスラインのバーディパットを沈め、勝利をものにしたのである。

沖縄オープンのプレーオフの相手は、地元ファンの大声援を背に受ける宮里聖志。アウェーの戦いを強いられた高山の負けん気に火が点いた。しかし、プレーでは冷静さを失わなかった。1ホール目で、左足下がりの難しいライから確実に寄せてパーをセーブすると、2ホール目は第2打を5メートルにつけバーディチャンス。下りのスライスラインを完璧に読み切り、カップインする前にガッツポーズを繰り出すパフォーマンスを見せた。

ウイニングパットのシーンは昔から想像していた通り

自信あふれるプレーを支えたのは、好調なショットとパッティング、そして前向きな性格だ。
「野球をやっていたせいか、もともと上からクラブが入る癖があり、スピン量がすごく多かったんです。スピンを抑えることができれば、ボールコントロールもできるし、飛距離も出るようになると思って、それを課題にずっとやってきたのですがなかなか身につかなくて。でも、2年前に手首を怪我したのがきっかけで、手首を痛めないスイング、イコール、スピン量の減るスイングだということがわかりました。」
まさに怪我の功名とはこのことだ。
「所属するゴルフ場のグリーンを刈りながら、何度も思い描いた優勝シーンはいつもスライスラインでした。そのときはギャラリーの数とか、アナウンサーの実況とかも勝手に想像していました。」

まだプロテストにも受からない研修生時代から、誰に言われるわけでもなく、自然に行なわれていたイメージトレーニング。初優勝のかかった土壇場での落ち着き振りは、持って生まれた超プラス思考の賜物といってもいいだろう。

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